最先端の予防医療
~3DSセラピー~ 導入
協同歯科クリニックは、従来の定期クリーニングに代表される予防歯科だけでなく、
皆様の全身の健康をお手伝いする予防医療の最先端技術を導入致しました。
通院される患者様や地域の皆様の健康寿命向上のお手伝いを行い、
地域により一層貢献していきたいと思っています。
聞き慣れない、歯科医院の予防医療とはどのようなものかご説明致します。
予防歯科と予防医療、なにが違うのでしょうか
予防歯科とは…
歯磨き指導や、歯のクリーニングを行うことにより、虫歯の原因である歯垢を取り除き、虫歯や歯周病になりにくくすることが目的。
治療名称例)PMTC、PTC
予防医療とは…
3DSという口腔内除菌を行うことにより、全身疾患の原因とされている歯原性菌血症を予防することができる。
また、3DSに加えて保健指導も行うことにより、歯だけでなく体全体をメンテナンスすることが目的。
治療名称例)3DS
歯原性菌血症とはなんでしょうか
口腔内の傷口から、血管内に細菌が侵入する現象です。
例えば、手首や腕を見て下さい。ほとんどの方は自分の血管を目で見ることができると思います。
その血管に口の中の悪い菌、例えば虫歯菌や歯周病菌、カンジタ菌などが
血液と一緒に流れているところを想像してみて下さい。
いかがですか?
虫歯を放置している人はすぐに歯医者の予約を取りたくなったかもしれませんね。
血液はすぐに全身を駆け巡ります。そして血液と一緒に菌も脳や心臓など全身を巡ります。
菌血症は動脈ではアテロームプラーク(粥腫=口腔細菌と血小板の混合物)や動脈瘤を作り、動静脈の吻合部の目詰まり(塞栓)を起こし、
静脈では静脈弁で炎症を起こし細菌性静脈炎に進展して血管の老化に至ります。 血管の老化は体に悪影響を及ぼします。
歯原性菌血症を放置しておくと、高確率で病気になりやすいということを想像して頂けたことと思います。
歯原性菌血症が原因とされている全身疾患はどんなものがあるでしょうか
- 4大疾患(ガン・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病)
- 関節リウマチ
- 心内膜炎
- 肺炎
- アルツハイマー
ここに挙げたものは一例に過ぎません。
今後も、研究が進むにつれて
様々な発見があるものと思われます。
3DSとはなんですか
2000年に国立感染症研究所の花田信弘部長(現鶴見大学)等によって開発された
Dental Drug Delivery System:デンタル ドラッグ デリバリー システムの略です。
口の中の歯周病菌や虫歯菌を減らすために、専用の薬をトレー(マウスピース)に入れて装着して
短期的に疾患リスクを取り除き、その薬効で菌を減少させる最新の口腔内除菌法です。
3DSに加えて行う保健指導とはどのようなもので、どのような効果がありますか
3DSを中核技術として、それに歯科に特化した保健指導を組み合わせた予防医療を3DSセラピーと言います。
- 栄養
- 運動
- 休養
この3つの保健指導を、菌血症の確実な予防策である3DSを組み合せることにより、
歯だけでなく全身の健康をサポートすることが可能になります。
例えば、来院し3DSを行った後の数分を用いて、低GI値などの栄養の指導、運動の指導、睡眠の指導の何れかを組み合わせて患者様に指導致します。指導とは言うものの、 “シンプルなものを定期的・継続的に” をモットーに、 患者様と一緒に健康を促進していきます。
3DSセラピーについての詳細は、スタッフにお気軽にお問合せ下さい。ちょっと興味があるなどのお声掛けも大歓迎です。